1953-07-09 第16回国会 衆議院 予算委員会 第19号
高良女史等の御報告は、あれはわれわれの信を置かないところでありまして、現実に抑留されておるわれわれの不幸なる同胞は、戦犯の名前を課せられまして——戦犯でも何でもない。日ソ不可侵条約を一方的に破つて、彼らがわが国の脆弱化したる状態を見て、怒濤のごとくソ満国境を越えてやつて来たのである。われわれの同胞の軍人軍属その他において、戦犯も何もあつたものではない。
高良女史等の御報告は、あれはわれわれの信を置かないところでありまして、現実に抑留されておるわれわれの不幸なる同胞は、戦犯の名前を課せられまして——戦犯でも何でもない。日ソ不可侵条約を一方的に破つて、彼らがわが国の脆弱化したる状態を見て、怒濤のごとくソ満国境を越えてやつて来たのである。われわれの同胞の軍人軍属その他において、戦犯も何もあつたものではない。
○玉置(信)委員 あれだけ重大な問題でありますので、私は政府は政府の立場において、松岡氏なりその他新聞係方面を通じて高良女史等に連絡されて、真否を確かめておるのであろうと想像いたしておつたのでありますが、そうした調査等は、政府としていたしておらないのでありますかどうでありますか、この点をお伺いいたしておきます。
○岡崎国務大臣 これは先ほど佐々木君の御質問にお答えしました通り、私は、高良女史等のモスクワなり中国なりにおける行動については、別にこれを重要視することはひとつもないと考えているのでありますから、むしろ非常にイグノアしておるような次第であります。そういうことでありますから、どこから打つたのかそんなことはわかりません。
また高良女史等に関する、今どうしたらいいかという御意見につきましては、御意見は考えの一つの方式でありますので、われわれもその御意見に基きまして、さらに研究いたしてみます。